2022.03.11

「統合失調症」の案件で障害基礎年金2級の5年遡及認定

「統合失調症」の依頼者が、「5年遡及の障害基礎年金2級 」で認定されました。
この方は、初診日から1年6ヶ月経った(認定日)ときの診断書に「統合失調症の疑い」と書かれていました。
「統合失調症」の確定診断ではなかっただけに、「認定日が障害基礎年金2級に認定されるか?」が、問題でした。
認定日の頃が確定診断ではなかったので、認定のポイントになるのが、「病歴・就労状況等申立書」です。
この申立書をもって、認定日の頃から現在まで「統合失調症」であることを審査官に認めてもらえる「病歴」を作成しました。
そして、認定日の頃と現在の「日常生活状態」を詳細に審査官に知らせることで、症状も認定日の頃から現在まで一貫して「統合失調症」であると認めてもらえる申立書類を作成しました。
面談時、ご本人は人見知りが強くお会いできなかったので、ご家族から詳しくご本人の「病歴・日常生活状態」を聴取させて頂きました。
このように、ご本人から直接 聴取ができなくても、ご本人のことを詳細に知っている方であれば、十分にご本人のこと記す書類が作成できます。
今回の申請でも、ご家族の協力があっての「5年遡及の障害基礎年金2級認定」でした。
依頼者様のご期待にそえて、本当に良かったです。
障害年金の難しさは、一見簡単に出来るように見えて、実は、「診断書の内容を精査できる知識と経験があるか。」というところにあります。
本来の等級の認定をするには、必要となる知識・経験がいります。
宝塚市や西宮市などの阪神間及び兵庫県をメインに、ご相談を随時受け付けています。