2023.06.19

「発達障害」の案件が増えています

当事務所では「発達障害」の申請が増えています。
障害年金2級以上は、「日常生活に支障をきたし、就労ができない」レベルとなっていますから、2級以上に認定されるのは、なかなかに大変です。
しかし、就労しているから障害基礎年金に認定されないわけでありません。
就労先の雇用枠が障害者枠か。就労時間は。就労をしている際の状況は。などを考慮されるからです。
発達障害は、他者とのコミュニケーションが上手くとりにくいことから生ずる生きにくさの場合が多いように思います。
ほとんどの職種で、他者の世話にならざるを得ない。他者が居る以上、コミュニケーション能力が問われます。
一概にコミュニケーションと言っても、雑談をする能力だけではありません。
その仕事は「急いでいるのか」「どのような完成形を望んでいるのか」などを話し合いの中で瞬時に察して、的確に確認していくことになります。
つまり、「察する能力」や「的確に確認する能力」もコミュニケーション能力に含まれます。
察することができないから、言葉の通りに行い、相手を怒らせる。
失敗をしないように、迷惑をかけては悪いと思って確認をするが、その確認する回数が多すぎて、相手から「それくらい考えてわかるでしょ。自分でそれくらい判断して欲しい。」と言われる。
など本人からしたら、「何故怒られたのか?呆れられたのか?分からない。」なんてこともあると思います。
そして、日常生活においては、自分独自のルールや決まり事などが多く、食事の内容や清掃の仕方や整理整頓の場所などの拘り強く、家族以外の理解が得られない場合もあると思います。
外出をすれば、通り慣れた道から外れたら、道に迷うため一人で外出が困難という人もいます。
色々な不自由さがあるのに、一見すると普通の人に見えてしまう。
理解が得られにくいので、医師にも本人の状態が上手く伝わっていない方々が多いとように感じます。
このような状態を正しく反映した診断書と申立書が必要です。
障害年金申請の難しさは、一見簡単に出来るように見えて、実は、「診断書の内容を精査できる知識と経験があるか。」というところにあります。
本来の等級の認定をするには、必要となる知識・経験がいります。
障害年金を専門としている社会保険労務士がいます。
プロですから、あらゆる可能性を考え最善策を提示します。
「自分ではできない」とか「制度のことがイマイチわからない」など感じましたら、一度、ご相談ください。
宝塚市や西宮市などの阪神間及び兵庫県をメインに、ご相談を随時受け付けています。