2023.04.21

精神遅滞での申請の注意点

精神遅滞の申請は、知能指数(IQ)で判断して「認定されるか、認定されないか」と考えてしまいがちです。
しかし、障害年金の認定基準において、一言も「知能指数を基準とする」というような言葉は入っていません。
むしろ、「知能指数のみに着目することなく」と謳われており、あくまでも、“日常生活において、様々な場面で援助の必要度を考えて認定するように” とされています。
また、精神遅滞と併発して精神疾患や特異な精神運動などがあるときは、それらの症状も精神遅滞と合わせて、総合的に審査されることになっています。
注意したいのは、知能指数の判定は、知能テストを実施した日の体調等により変わることもあるため、審査時において、参考値として捉えられていることです。
つまり、「知能指数が低いから、必ず認定されるわけではない。」ということです。
知能指数が参考値である以上、精神遅滞故の日常生活の援助や介助の必要性をうったえて申請をしていかなと、正しく審査がされない可能性が出てきます。
日常生活の援助や介助の必要性においても、他の精神疾患の申請と同じく、重要です。
宝塚市や西宮市などの阪神間及び兵庫県をメインに、ご相談を随時受け付けています。