2023.03.27

額改定請求

「額改定請求」とは、障害年金を受給している方で、次の更新申請までに、病状が悪化した方が、「認定された時よりも病状が悪化した為に、現在の等級よりも上位等級にして欲しい。」という申請です。
最初の申請から約一年経っていることと認定された時期よりも病状が悪化していること、この二つが大事になってきます。
そして、「認定された時期よりも悪化したか」は、医師が診断書により病状が悪化したことを証明してくれないといけません。
つまり、請求人を含む、その親族の方々が、「病状が悪化した。」と思っているだけでは駄目なのです。
ここに、この額改定請求の難しさがあります。
特に、精神疾患を代表とする目に見えない疾患の悪化は、医師に伝えていないと「悪化した」とは認めてもらえませんから。
等級を上げて欲しいために、悪化してもいないのに、悪化したように医師に伝えると、薬が重くなったりする可能性もあり、決して請求人とって良い事にはなりません。
また嘘の事を医師に伝え診断書を書いてもらった申請は不正です。
額改定請求をするときは、確かに悪化したことが厳然たる事実としてある場合にのみする申請になります。
障害年金の難しさは、一見簡単に出来るように見えて、実は、「診断書の内容を精査できる知識と経験があるか。」というところにあります。
本来の等級の認定をするには、必要となる知識・経験がいります。
申請を考える傷病は同じでも、1つとして同じ申請内容にはならない。
そして、申請までの壁があれば、1つとして同じ壁は無い。
だから、その度に最良の方法を考えます。
悩んだり、不安になったりしながらの申請をするなら、一度ご相談して下さい。
宝塚市や西宮市などの阪神間及び兵庫県をメインに、ご相談を随時受け付けています。
他者に伝える方法や制度の流れ等を明確にお応えします。